2014年4月28日月曜日

二人の元法王の列聖式

今日と言う日はヴァティカンでは大変歴史的な日でした。

前々法王、ヨハネパオロ二世と、その二代前の法王であったヨハネ23世二人の列聖式が、

現法王フランチェスコ1世によって行われました。前法王ベネディクト16世も出席しました。

もちろん、ミラノではドゥオモ広場のサムスン・スクリーン(ドゥオモに貼り付けられている)で

中継されていただけですが、ヴァティカンには多くの巡礼者が詰め寄せました。

その数80万人と新聞には書かれていました。(大半はポーランド人?)

地元の人たちを合わせると総計100万人を越える人たちがサンピエトロ広場に集結。

やっぱりセキュリティが大変だったようですね。写真がこちら

密かに思ったのは・・・・ミラノじゃなくて良かったです。

ローマのガイドさんたちは、なるべく仕事を請けないようにしている人も多かったとか。

100万人じゃあ、観光になりませんよね。迷子も心配。


ヨハネパオロ二世は、2011年、死後たった6年で列福され、その3年後と言うスピード列聖。

通常死後数十年しないと始められない調査を、彼自身がマザーテレサのときに死後すぐに始めると言う前例を作り、

そして前法王もヨハネパオロ二世のときに同じことをしたので、スピード列福となったようです。

彼とマザーテレサは、カトリックは必ず聖人とする意図を持っている、と昔何かで読んだけれども、

やはりその通りになったようです。が、不思議とマザーテレサの列聖が遅れているようですね。


ちなみに福者と言うのは、聖人になる一歩手前の段階です。

生前の功績などの調査がなされますが、原則的に言えば、死んでから奇跡を起こさないとなれない・・・。

そして福者になってから、もう一度奇跡を起こさなければ聖人にはなれない。

それじゃあ死んでから起こす奇跡とは???

イエスキリストの時代から、奇跡とは重病を治すこと、瀕死の人間を救うこと、なんだそうです。

難病の人が誰々にお祈りを奉げたら枕元にその人が現れて、そして病気が治癒していた、

などの奇跡が審査で正式に認められると聖人になる、と言うわけですね。


前々関係ないのですが、昨日ミラノは夏で、今日は冬の終わりみたいでした。

突然暑くなったり寒くなったり、一日の間でも寒暖の差が激しいので、

イタリア旅行の場合は半袖から長袖まで色んな服を持っていくことをお勧めします。

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