ミラノ(だけじゃなくて、多分イタリア全土の習慣だと思うんだけど・・)では、
夕食前にお酒を食前酒を飲みながらつまみを食べる”アペリティーヴォ”の習慣があります。
ここ近年、ハッピー・アワーと題して、各Barがブッフェのおつまみを用意するのが定番となりました。
一言で言ってしまえば、ブッフェつきハッピー・アワーやってないとお客を呼べなくなってきています。
アペと言うよりは、ほとんど、お腹一杯食べて晩飯済ませられるくらいにヴァラエティに富んでいたり。
システムは通常、18:00~21:00の時間帯でブッフェつき(おかわりし放題)で、相場は8ユーロ。
お店の前に”Happy our 8euro”などの看板が立っています。
通常のドリンク料金よりちょっと高いお値段に設定されています。
大抵は店の看板が立っていて、ハッピーアワー8ユーロとか書いてあります。
ハッピーアワーにもシーズンがあって、それはやっぱり夏です。
冬はあまり盛んではありません。中には夏限定で特別に開くところもあります。
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ポルディペッツオーリ美術館で一日アペやるから行こう!
と友人を誘って行ったのは良かったんだけれども、日にちを一日間違えていたやっぱりどんくさい私・・・。
行ったら、美術館閉まってる、誰も居ない・・・・。
がっかり・・・
でも、せっかく出てきたんだから、アペはしようね、どこでしようか???とうろうろ。
Corso Garibaldiをてくてく歩いてみました。
まあ、色んなお店があります。新しいお店もたくさん。
結局色んなお店のブッフェを外から覗きながら、どうしようかねえ・・・・ととうとうモスコーヴァの駅近辺まで。
ミラノの高級和食店大阪の斜め向かいにある老舗モスカテッリがひとだかり。
やっぱり流行ってるところはいいよねって言って、ブッフェを覗くと美味しそうだったので、
よおし、久しぶりに入ってみよう!と。
久しぶりって言うと2,3年ぶりって言う響きに聞こえるが、私の場合はほとんど20年ぶり。
この店が別物だった時代でした。
ボッテギエラ(ボトル屋??)・モスカテッリの創業はなんと1859年と言う老舗のエノテーカ。
私が行ってたころは、この隣あたりで、ちっちゃな場所で、
ちょっとよぼよぼだけど、職人風のおじいちゃんがカウンターでスプマンテついでくれた。
このおじいちゃん亡くなっちゃったら、ここ、無くなっちゃうのかな?と思ったのを覚えている。
そして、つまみがなんとゆで卵のみと言うのが印象的だった。
今の経営者は隣のパン屋さんのオーナーで、10年ほど前にモスカテッリ家の今の主から買ったらしい。
それでも、”古きよき時代のミラノ”を思わせるレトロな内装。
美味しいワインが並んでいる^^
私はもちろん赤ワイン。たとえ食事が魚のときでも赤ワインなのです。
どれどれ、ブッフェは・・・・
ちょっと良く見えないが(なんせ人が群がっているので、なかなか写真が撮れない)、野菜が豊富でよかった。
ハッピー・アワーのブッフェはイモとパスタとパンだけでごまかされてしまうタイプのものもあるので、要注意だ。
そして、もともと経営者はパン屋なので、美味しい隣のパン屋から、ピッツアやフォカッチアが時折到着するが、
イタリア人が一挙に群がって無くなる・・・・。そうですね、皆アフターファイブ、お腹すいてるよね。
イタリア人も、軽く済ませるときはこういうところで、夕食も済ましてしまうようになったんだろうなあ。
私はもちろん、アペするときは、アペだけで、その後夕食をわざわざ食べたりすることはありません。
この日も小さいプラスティックのお皿に山盛り二杯食べてビール一杯にワイン一杯飲んで家路につきました。
ちなみにアペリティーヴォの場合、二杯目のお値段は?と言うとお店によるみたいです。
二杯目から安いところと、二杯目もきっちり同じ値段のところ。
ここは二杯目は半額にしてくれました♪
もうずいぶん暖かいので、次回はナヴィリオ地区(運河地域)のアペ、行こうかしら?
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