2014年11月22日土曜日

脱税と賄賂

先日、脱税を見逃してもらうために財務警官のポケットに500ユーロねじ込んだ中国人が逮捕されたニュースがあった。

なかなか正義感溢れる警官だったのだなあと逆にびっくりしたが、

昨年の二月にもあったらしく、まあ、そんな正義感溢れる警官は一年に一人と言うわけか。

賄賂は多分日常茶飯事。逮捕された中国人の方が驚いたに違いない。

世界的に見ても、税金の高い国ほど脱税率が高く、この国の税率は密かに世界一とも言われている。

脱税に関しても、総合的には世界一高いとも言えるのでは無いか???

税金を下げてきちっと徴収する方法があればそっちの方が効率良いのではないか?

消費税に関しては22%で、ハンガリーの27%や、北欧各国の25%には及ばないが、

しかしその分社会福利がきちんとしてるんでよね?!と聞かれても、果たして実際そこまでだろうか?

そして新聞には難民への助成金一日40ユーロ出すってレンツイが言っているだと???

嘘も作り話も飛び交い、新聞の記事もよ~く検証しないと何が真実かわからない。

しかし、この高額な税金の使用の仕方をわかってない自分勝手な政治家ばかりで。

だから、結局は、国民VS政府の戦いとなっている。

正直者が一番バカを見てしまう結果になる国。

一体この国の行き着くところとは??


夢のスーパーカー、パガーニ!

数日前、とある自動車大学校の研修旅行の通訳の仕事でエミリアロマーニャ州に行って来ました。

そこの学校の研修旅行は毎年恒例で、数日間の間にドイツからイタリアから、

車ばかりマニアックに見て廻るものびっくりするほどコアなツアーです。

午後スイスからイタリアに入ってきて、まずはフェラーリミュージアム。そしてボローニャ泊。

翌日は午前はまずランボルギーニミュージアム。ホテルから45分くらいで到着。

ガイデッドツアーを予約して、内部の人が説明してくれました。

(先日行ったときは、自由見学だったので、やっぱりガイドしてもらうのがお勧め)

その学校は毎年常連なので、彼らもものすごーく親しみを持って迎えてくれて、

「貴方たちは特別だから」と言って、ガイドが、パカパカとドアを開けて見せてくれたり、

なんと何人かの生徒を運転席に乗せてくれたものだから、先生も生徒たちも私も興奮してしまいました!!

大満喫してランチはまたマラネッロに戻ってフェラーリ御用達のレストラン、イル・カヴァッリーノにて。

もともとはフェラーリの経営で84年からマリオネーリSPAに移ってはいますが、

フェラーリと切っても切れない関係です。

 
エントランス


 内部はエレガント


 フェラーリ色でいっぱい。ジル・ヴィルヌーヴのポスターがあってうっとり
ちなみに今の若い人は車好きでも、ヴィルヌーヴを知らないんですね。伝説のレーサーなのに・・・


 フェラーリのランブルスコです。


 フェラーリの食器です。ちなみに生徒さんがこれ欲しいって言ってたけど、販売してなかった。コーヒーカップとかはあるんだけどね・・・。

 かぼちゃのラビオリ。他の人は皆、グリーンニョッキ食べてました。美味しそうでした。


 メインは・・・ヴェジタリアンなので、ただの野菜に焼きチース。皆は美味しそうなポークのロースト食べてました!


デザートはチョコレートケーキ。外側はカリカリ。中はとろっと・・・。甘党ではないけれども、外側食べました。

実は私も久しぶりにイル・カヴァリーノでお食事させていただきました。

なかなか高級だし、それでもここを外さないところがすごい学校だなあと。

そして午後は一路、スーパーカー製造のパガー二の工場へ。

残念ながらオーナーのオラシオ・パガーニさんは故郷アルゼンチンに出張中で会えませんでしたが、

その分サーヴィスしてガイドしてくれた女の子がいつも見せてくれない工場の部分を特別に案内してくれたり、

テストドライバー(イケ面)の方と記念撮影させてくれたり、

ウアイラの音(でもツインターボだからちょっと静か)を聞かせてくれたり、

サーヴィス満点だったので、皆も先生も私まで興奮してしまいました。

入るといきなり、ゾンダとウアイラが迎えてくれて・・・・・

どうみても、ウアイラ、かっこいい。ゾンダ、ウアイラの前にはちょっとかすんで見えました。


 ウアイラ。中も外も色はお客様のオーダーメイド。ピンクの内装でもOKだそうです。
なんてったって、億単位のお値段ですからねえ。


 内装。ぱかっと開けて見せてくれました。

ガルウィングドア、かっこよく開きます。


その後、説明を聞きながら、カーボンファイバー作ってる作業所から、窯のある作業所などを見学の後、外に出ると、なんと、トランスフォーマー4に使用されたウアイラが!!
映画の中ではロボットに変身するんですけどね。


ひゃあ、このカッコよさにはもうお手上げでした!!とにかく美しい!

エンジンはメルセデスAMGのものを100%使ってます(イタリア製じゃないところがアルゼンチン人?)

とにかく各パーツ、その道の最高峰のメーカーのものを使用している。(タイヤは我らがピレッリ)

年間の生産数が30台くらいだそうです。

既に手作り的な印象があるランボルギーニが年間2000台以上って言っていたので、

その数の少なさにびっくり・・・と言っても超超高級スーパーカーですからね。

日本人のお客さん多いって言ってましたが。(40%がアジア客、30%アラブ客、30%アメリカ客)

日本ではビンゴスポーツがディーラーです。

・・・・・・・と興奮冷めやらぬまま、夢心地で工場を後にしました。

個人的にはランボルギーニのシャープなスタイルのファンなんですが、

パガーニのカロッツエリアは独特の曲線を使って、なんと言うか未来の宇宙船のようなスタイル。

アメリカンテイスト的な印象もありますが。

また是非訪れる機会があるといいなあ・・・・。

大人しめの生徒さんたちも、興奮しているようでした。

そりゃあ、これを目の当たりにしちゃったら、興奮せざるを得ないでしょう!!

素敵な思い出になったんだろうなあ・・・・。

全然関係ないんですが、おまけに翌日の朝の朝焼けの写真です。絵画のように美しかった!


2014年11月2日日曜日

フェラーリ&ランボルギーニミュージアム

なんだか今年の秋は暖かかった。つい二週間前まで半そでを着ていたので、まだ夏物もしまっていない。

7,8月となんとも涼しい夏にイタリア人は文句だらけだったけど、

9,10月は夏のような秋だった。

11月に入って朝晩冷えるのでやっと薄手のダウンは着れるけど、日中は汗かくくらいだ。

10月は(嬉しい?)悲鳴がでるほど忙しかった。11月に入ってやっと(精神的にも)余裕が出てきた。


・・・と言うことで、先日、二日連続で、フェラーリミュージアムランボルギーニミュージアムに行ってきました!

自動車大学校の生徒さんたちのお供で行ってきたのですが。

バスでミラノからワンストップで、2時間45分くらいでマラネッロのフェラーリミュージアム到着。



ここで皆で記念撮影しておりました。


現在、カリフォルニアドリーミングと名づけられたイヴェント開催中です。



入り口はいってすぐのところにある車



故エンゾー・フェラーリのオフィスを再現したもの。

生徒さんたち、「これ、本物?」て。なわけないでしょ~。生きてないし。剥製じゃないんだから・・・。




1997年から2008年だったかしら?F1に使われたフェラーリの車がずらり。

反対側にはトロフィーがずらり。



宇宙船みたい・・・



出口にあるショップ。意外と小さい。ミラノのフェラーリショップの方がはるかに大きいぞ。

私が昔、ちょくちょく行ってた頃とは比べ物にもならないくらい大きくなっていました!

そしてマラネッロの街中にはビニールくっつけたままテスト走行してるフェラーリにたまにお目にかかる。

また、ミュージアムはフィオラーノ・サーキットのすぐ横にあるので、姿は見えなくても、

サーキット内をテスト走行しているフェラーリの音ががんがん聞こえる。

個人で行かれる場合は、モデナからバスが出ているようです。

ちなみに、フィオラーノ・サーキットと工場を少し見学できるツアーもあります。

こちらから。

私も11月にはまたミュージアムでのグループとの待ち合わせのサーヴィスがあるので、

列車で、自力でたどり着かなければならないので、バス、乗ってみます。


さて、フェラーリミュージアムの後、近くでランチの後、一路、ランボルギーニの町へ!

フェラーリと言えば、昔F1好きで、モンツアにもレース観に行ってた私にとっては、”F1”の車。

しかし!!ランボルギーニと言えば、小学校の頃に憧れた、夢のスーパーカーですからね、

私もだんだんテンションが高くなってきました。

マラネッロからバスで約45分。サンタ・アガタ・ボロニェーゼに到着、後すぐに着いちゃった。


まずはこんな感じで、普通のショールームみたい。




これが一番最初に作られた350GT



私の夢の車、カウンタック!

さすがはカウンタック。大人気で、私の息子のような年代の生徒さんたちも、皆カウンタックに群がっていました。年代を問わず、カウンタックは万人の夢の車なんですねっ



後姿も美人^^



まつげのミウラSシリーズ^^





ディアブロ~~




まつげ無しのミウラちゃんは40周年記念のもの




またまたミウラちゃん。やっぱりランボルギーニの顔ですから・・・




これって、ムルシェラゴ?



ガヤルド?イタリアの交通警察に
ナポリあたりの犯罪者追跡に使われたとか?ほんと?



ここまでくると、バッドマンの車みたい・・・



アヴェンタドール・ロードスター。ため息が出ます。



そして外にはアヴェンタドールが・・・・。日によって置いてある車種が違った。


ハリウッドの憧れの大スターに会っちゃったような、大満足の一日でした・・・。

また今月も二度ほど行く機会があるので楽しみです。

ちなみにランボルギーニクッズのショップは・・・そのお値段の高さに皆びっくり・・・。

車だけではなく、小物も高級なんですね・・・・。

やっぱりランボルギーニの高級感、ハンパ無いです。

次回は、ランボルギーニを越えるパガーニの工場訪問もあるので楽しみです。