2014年9月20日土曜日

ダヴィンチ像修復中

スカラ座広場のお馴染みダヴィンチ像の修復が始まりました・・・。

せっかくのお客様たちのフォトスポットなのに残念ですが、万博前にあちこち綺麗にしています。





いつまでかかるのかな?

万博万博と盛り上がっているミラノですが、

先日、9月18日から始まったセガンティー二展のオープニングに行って来たら、

2015年4月15日(ダヴィンチの誕生日だ!)から始まる史上最大規模(ほんとか??)の

レオナルド展、LEONARDO 1452-1519では、世界中からダヴィンチの作品を集めるらしい。

ルーヴルからも3点の貸し出しを約束してもらったそうな。

モナリザはもちろん無理だけど、聖アンナとか岩窟の聖母子あたり来るのか?

と期待していたら、聖ヨハネとミラノの貴婦人、そして受胎告知だそうです。ちょっとがっかり。

大体ルーヴルの受胎告知ってレオナルド作だった???

本当に前回ロンドンで行われたダヴィンチ展を越えることができるのだろうか??

イタリア人の底力に期待したいと思います!!


たくさんの人に、ダヴィンチ展、来てもらえるように。

今から勉強もしておかないと・・・・。


2014年9月11日木曜日

ツーリスト用のSIMカード

「イタリアのSIMカード欲しいんですけど・・・。」

とお客様に言われた。

なんでも、10ユーロで日本に50分も電話できるプランがあるとのこと。

知らなかった!

今日色々と調べてみたら、ありました、ありました。

Tim international new

とりあえず、SIMを10ユーロで買って、うち、5ユーロは使える分なので、

通話料金は1分20セントだそうなので、単純計算だと5ユーロだと25分の通話ができるが、

しかし、一回の電話につき16セントも落ちるので、25分弱ってところですね。

TIMでツーリスト用のSIMカードがあることを発見!

ひと月有効のSIMカード20ユーロで、2ギガのインターネットと200分の通話ができるそう。

でも、とりあえずTIMのSIMを10ユーロ(うち5ユーロ分は使えるクレジット)で買ってからだから、

+15ユーロ払って、このプランを追加するのかな?

このプラン以外にも、通話代抜きでネットだけ月やっぱり20ユーロで5ギガ使えると言うプランもあった。

詳しくはTIMのお店でね^^

あら、じゃあ、Vodafoneだってあるのかしら?と思って調べてみたところ、ありました!!

Italy Pack は49ユーロでLGのガラケーもついてくる??

自国への通話30分或いはイタリア国内2時間の通話料金分の20ユーロのクレジット込み。

スマホ持ってる人のためには Vodafone holiday 30ユーロで300分の通話(イタリア国内と自国へ)

と300SMSと2ギガのネット込み。

う~ん、初めて知った。やっぱり、万博前に変わりつつあるイタリア。

イタリアにひと月とか滞在する人には便利ですね!


2014年8月31日日曜日

夏のヴァカンスも終わって・・・

昨日、8月30日土曜日、ひと月ちょっとの夏のヴァカンス(日本♪)を終えて、

ミラノリナーテ空港に到着すると結構な人、人、人。

マルペンサ空港ほどじゃないけれども、日焼けした肌が自慢げなイタリア人たちでいっぱい。

なんでも便利な日本からこの不便なイタリアに戻ってくると、空港ですでにそれを実感。

私は毎年、大きなスーツケース二個と機内持ち込みサイズ一個を持ってくる。

もちろん、JALかANAで手ぶらサービスをお願いする。これだと自宅からリナーテ空港まで運んでくれるので便利。

しかし、三つのカートが無いと一人では運べない。

カートはイタリアでは有料。とは言っても、リナーテ空港の場合はとりあえずコインを入れて、後で戻ってくる。

ちなみにマルペンサ空港だと2ユーロもして、戻ってこなかったのが、今は無料になったらしい・・・

(この国はシステムがなんでもめまぐるしく変わる国なので、要注意。常にチェックが必要)

財布を見てみると・・・・ありゃ~、カートに入れられるコインが無い。

コインは、50セント、1ユーロだったかな?

日本だとちゃんと両替機があるのに・・・・・。

スーツケースもピックアップして、さて、どうやって運ぼうか悩んでいたところ、

両替機が目に入る。やった!ラッキー!と思って10ユーロ札を差し込むが入らない。

よく見たら、故障中と書いてある・・・・・・。ああ、やっぱり・・・・

「あ~~、これこそがイタリアだああああ・・・・」

とりあえず、もう一度、差し込めるコインを確認したところ、ちょうどカートをピックアップしてる女の子が居たので、

「あのお、50セントコインって持っていない?持ってたら、両替して欲しいんだけど・・・」

私の財布には10セントコイン一個、20セントコイン二個あったのだ。

快く自分の財布出して確認してくれた。

「あったわよ~」

「うわあ、すごい助かる!本当にありがとう!」

てなわけで無事タクシーまで巨大なスーツケースを運ぶことに成功。

リナーテ空港は荷物が出てくるのも早いし、家までタクシーで25~30ユーロで行けるので、とても楽。

家に着いたら、ひと月もの間、留守番してくれていた猫ちゃんが、悲鳴のような泣き声で迎えてくれました。

毎夏日本でひと月以上過ごすと、どんどんイタリアに帰りたくなくなってしまうのだが、

いざミラノに戻ると、やっぱり自分の家だなあ・・・とそれなりに満足。

8月のミラノは砂漠化するので、物悲しくなってしまうので、もともと私は8月は嫌いなのだが、

9月になると人々が帰ってきて、すっかりいつもの活気のあるミラノに戻る。

さて、明日はやっぱりピッツアでも食べに行こうかしら??

それからここひと月、ミラノの最新事情を勉強しなくては・・・

2014年7月7日月曜日

夏のバーゲン!

二日前からバーゲンが始まった。通常、冬のバーゲンは1月の、夏のバーゲンは7月の第一土曜日
から。

いつもは私も開店前からグッチに並んだりするのだが・・・。

今年は土曜も日曜も午前に仕事が入っていて、仕事が終わる頃には街は人で溢れかえっていて。

年々歳を取ると共に、人ごみが耐えられなくなり、一度家に退散。

それでも離れて暮らしている娘がワンピース欲しいと言うので、また再び出かけてみる。

今度は中央駅のショッピングセンターに行ってみる。これが正解。なかなかの穴場。

ドゥオモ周辺より空いている。(その分各店の規模は小さいけど)

朝は8時から夜の9時まで空いているし、年中無休と言うのは、このイタリアではすごいことなのだ。

まあ、そんなことで、少しショッピングをして満足して帰ってくる。

もうすぐ日本に帰るので、親戚一同に配るお土産を買いに走るのだ。

さて、今日は月曜日だから、これからドゥオモ付近も行って来ることにする・・・。

その前にサンマルコ教会前の市場かなあ・・・。

2014年7月4日金曜日

Casa Milan! (カーザ・ミラン)

もうひと月も前のことで、アップするのをすっかり忘れていたのだけれど・・・。

先日オープンしたてのカーザ・ミラン(ミランのお家?)に行ってきました。

言わずとしれた、サッカーの、あの本田選手が在籍する、ベルルスコーニのミランです!

私は90番のバスで行ったのだけれども、地下鉄ロットからも徒歩圏内。

帰りはちょっと歩いて14番に乗って、ランツァまで行きました。

この辺りはポルテッロと言って、旧見本市会場を壊して作っている複合施設シティライフプロジェクト

に隣接する開発地域にある。ホテルやレストラン、ショッピングセンターなんかもある地域。




真正面(?裏側?)から見たらこんな感じ。こちら側にミラン博物館(Mondo Milan)の入り口がある。

話の種にちょっと覗いていこうか?と思ったが、なんと入館料15ユーロもする・・・。

別にミランのファンでも無いし(実はインテリスタ)、スタジアムの博物館は17ユーロだけど、

スタジアムガイドツアーが着いているのでそっちの方が興味深いなあと思う。

と言うことで、とりあえず、Cucina Milanelloに行って軽めのランチでも・・・と思い、裏側(?表?)へ。



見渡しのいい広~い広場でなんだかバンケットをやっているぞ。

それも式典が終わって、さあ、食べましょうと言う所に到着してしまった私たち・・・

早速便乗してスプマンテ二杯、料理を少しつまんでしまう・・・。ラッキ~。

聞いてみると、この広場のオープニングなんだそうで、副市長も来てるとか。

でも副市長が誰か知らない・・・・(もちろん市長は知っているが)。

スプマンテも安物じゃなかったし、料理も凝ってたし、さすが、市はこういうことに金かけるなあ。



有名な建築家にちなんでGino Valle広場と言うんだそうで、なんと現時点ではミラノで一番大きな広場。

それではCucina Milanelloに入ってみると・・・


ん???ただのバール・・・


ごく普通のバール・・・。

聞いてみると、レストランの方は今晩からオープンなんだそうで、残念でした!


外の席は、アペリティヴォとか気持ちいいかもね!

それじゃあ、レストラン・バールの隣のストアも覗いてみましょう・・・・






まだまだオープンしたてで、好奇心で見に来たお客さんたちがパチパチ撮影していました。


周囲はこんな感じで建設地域。



最後に!これが207メートルにまでなる予定のイソザキタワー。着々とできています。

これがDiritto(直立)と呼ばれるビルで、それ以外にStorto(ねじれ)と呼ばれるハディドタワー(175m)、

Curvo(カーブ)と呼ばれるリンべスキンタワー(150m)が建設される予定だがあまり工事は進んでないよう。

City LifeにもPortelloにも、現在ガリバルディ駅まで通っている5番線の地下鉄が通るようで、

それが一気にジュゼッペメアッツア・スタジアムまで行くと言うわけです。

リナーテ空港から中心を通って西の方まで延びる4番線も工事中。(こりゃあ便利だ!)

6番線はちょっと1番線とかぶるみたいで???なところもあるけど・・・・

ミラノもほんと、変わりつつあるなあ・・・。

万博前にどれだけ完成するか楽しみです。

2014年7月1日火曜日

ドゥオモ付近でのビジネスランチ

万博前だからかなんだか・・・

最近、ミラノは急速に変わりつつある。モダン化、お洒落化しているような感じで。

お洒落なビジネスランチ場所が次々とできている。

ビジネスランチって言うのは、オフィスの1時間の短いランチタイムにささっと食べられることでしょうね。

ドゥオモから徒歩5分のところに、私の大好きな本屋、HoepliがあるHoepli通り。

その横並びに3店ほど、比較的新しい、テラスつきのランチ場所が連なっている。

まずは、1871年に創立と言う老舗の狩猟用品のお店、Ravizza1871 のブティック内にある、

パレルモ料理(軽食)のお店Pan Brioche (←美味しそうな写真がいっぱいだから見てみてください)。


テラス席は明るくてこんな↑感じ


お店の前には、食欲をそそりそうなパンやケーキがずらっと並んでいる^^

なんでも、サーモンのアランチーニがあるとのことで、ベジタリアンの私にとっては嬉しいニュース!

アランチーニ(おにぎりフライもどき)大好きだったのだけれども、

べジタリアンになって、食べられなくなった残念なフードのひとつだったから・・・。

多分アペリティーヴォもやっているのかな?アペにも挑戦してみたいですね。



お隣はPasta B Jinghua。サイトが無いので、トリップアドバイザーのページリンクしておきました。

ここも今年の2月だったかな?オープンしたばかり。和風明太子スパゲティとかあるんですが、

実はシンガポール料理なんだそうです。一度行こうと思いながらまだ行っていません。

しかし、ここには美味しい野菜餃子があると言う事で、やっぱりベジになってから食べられなくなって

残念だった餃子を食べてやるぞ、と楽しみになりました。




こちらのテラス席はPasta Bの席だと思ってたら、お隣のようでした。

でもお隣は写真撮るのを忘れてしまいました。




そして角っこにあるのが、このお洒落なテラス席を広い範囲で持つ、Juice Bar 。

忙しいビジネスの街の中心部にあって、リラックスできそうなお洒落な空間。
.



名前のとおり、絞りたてフルーツジュース、フラッペ、それから新鮮野菜や野菜スープと。

もちろんテイクアウトもできます。

今日前を通りかかったら、野菜とスペルト麦と普通の麦のアランチーニ(おにぎりフライもどき)が

あったので、おっ?と思って足を止めて見てしまいました。

世の中全てヘルシー趣向になってきてるのは良い傾向ですね。


そしておまけはMama burger。その場で作ってくれるアツアツのちょっと高級バーガー。

(バーガー、ドリンク、ポテト、アメリカンコーヒーで16ユーロ、2200円くらい??

ミラノ市内には二店、見本市会場内に一店。ちょっと高いけど、ポテトなんか絶品です。

あと、ヴェジタリアンバーガーもありますよ^^

2014年6月27日金曜日

DNA検査から劇的展開を見せたヤーラ殺人事件

あれは4年半ほど前の、2010年。なんとも痛ましい事件があった。

ミラノの隣町、ベルガモ市に県庁を置くベルガモ県の田舎町で13歳の少女の殺人事件。

新体操をしていたヤーラと言う女の子が練習場から家までの短い道すがら、行方不明となって、

三ヵ月後に遺体が発見され、すぐにとあるモロッコ人が逮捕されたが誤認逮捕であることがわかり釈放。

このまま事件は未解決のまま終わってしまうのか?と気になっていた。

と言うのも、自分の娘とほぼ同い年の少女にこのようなことが起きて、ずっと心の中で引っかかっていたのだ。

それが最近劇的な展開を見せて行った。まさか!このような形で犯人にたどり着くとは・・・。

まず最初に、殺人犯のDNAを調べていくうちに、犯人の生物学的な父親が判明。

1999年に死亡したバスの運転手のジュゼッペグエリノー二と言う人物だった。

しかし、グエリノーネには法律的な実子のDNA鑑定は犯人のものと一致しなかった。

周囲の話から、密かな関係から彼が女性を妊娠させたと言う情報を得た警察はそれをつきとめ、

とうとうその女性を探し当て、その息子(男女の双子だった)を特定し、DNA鑑定で犯人と一致。

劇的な逮捕にこぎつけたと言うものだった。

少女ヤーラの痛ましい殺人に胸を痛めていたけれども、

ここまで来ると、ドラマや映画より劇的な展開に驚きを隠せない。

こんなことがあるものなのか??

このDNA検査によって、エステルお母さんは、若き日の浮気をイタリア中に広めてしまうことになったのだ。

ちなみに、旦那様、まだご存命中。40年以上も騙されてきたことに怒りを示している。(当然)

体を壊してしまったようだ。確かにずっと自分の実の子と信じていたのを裏切られたのだから。

エステルお母さんは、情けないほどに、潔くない。

「DNA検査は間違ってる。うちの双子たちは旦那の子よ!私はジュゼッペとは知り合いだったけど、

なんの関係も持っていない。」

それでも、旦那様と双子たちのDNA鑑定で親子関係ゼロと言う結果。

昔ならともかく、現在では99%以上の正確さで結果が出てくるDNA鑑定が間違ってると主張するなんて???

若気のいたりが、今になってこんな代償を払わなければならないなんてと、

彼女の絶望もわからないでもないけれども、ここは潔く認めてしまうべきなのではないのか?

否定すれば否定するほどイタリア中に恥をさらしているだけではないのか?

新聞のインタヴューにまで答えて無実を主張してるのは痛すぎる光景だった。

(イタイ、と言うか、浅はかと言うか・・・・)

昨日には、しかし、警察が彼女のところに事情聴取に行った時に、

ものすごくあせって落ち着きが無く、すぐに息子に電話していたので、

それで警察が、彼女の息子が犯人だと確信を持ったと言うことだった。

警察は、彼女は息子が事件に関与していることも知っていたのでは無いか?と疑っている。


犯罪はいつかはバレて罪を償わなければならなくなる。

バレなくても、自分の心と人生から消えることは無い。

嘘を重ねても、結局それを知っているのは自分なんだから。

だから、彼女も深層意識の中で、罪悪感があって、いつかバレてくれることを願っていたのかな?

それで今回こんなことになったのかな?

息子のマッシモ・ボッセッティはヤーラの殺人に関する犯行を否定している。

その奥さんも夫の無罪を信じて疑っていない。

子供たちの気持ちを考えると悲しくなる。

この地域は超田舎なので、殺人犯の家族と言うのは、どんな扱いを受けるんだろうか??

しかし、13歳の娘を失った家族の辛さを考えるともっと悲しくなる。

失った命は、犯人が逮捕されようがなかろうが、戻ることは無いんだ。