2017年4月16日日曜日

キング・オブ・チョコレート、クナムさんのお店

ハッピー・イースター!今日は予報どおりの快晴!思わず空に向けて写真撮っちゃっいました。


どこに行っても人だらけなので、家に篭る予定なのですが。

今日は私の一番大好きなチョコレート屋さんを紹介しようと思います。

アーンスト・クナムさんのお店です。場所的に私の行動範囲内に無いので、滅多に行かないんですが・・・・。


アーンスト・クナムさんはドイツ生まれのミラノ人。(私も日本生まれのミラノ人?)

起業する前には、グアルティエロ・マルケージでマスターパテスリーシェフしてました。

こちら、Via Anfossi10のお店は92年にオープン。



この日は入ると、いきなり、クナムさんの巨大なチョコレート彫刻が。

さすが、チョコレート彫刻の世界チャンピオンなったこともあるクナムさんの作品だ~。

後ろにクナムさんが写っている。しっかりレジを握っている。



まず右手に一個1.50ユーロのプラリネがずらっと並ぶ。うーん、どれを選んでいいのか、悩んじゃいますね。プラリネは日持ちしません。1週間がマックスかと。

これ以外にタブレットもあるんですよ。



そして!

一度は食べなくちゃ、と思っているクナムさんのケーキ。

え?どうして一度も食べたことが無いのかって?

甘いもの、あまり食べないんですよ。チョコは例外なんですが。

甘いもの苦手な私が、たまに無性に食べたくなってしまうのが、クナムさんのプラリネなのです。

そういえば、以前、日本に帰る友人に、クリスマスのお菓子であるパネットーネBYクナムをお土産に持たせたんですが、あまり好評ではなく、がっかり・・・。

やっぱりパネットーネって日本人の口に合わないのかしら?

クナムさんのは確か、チョコと梨のだったと思います。チョコとクルミかな?



はい、そして、クナムさん。お写真とっていいですか?と聞くと、ドヤ顔でポージング。

イタリアでは”チョコの王様”として愛されキャラとなり、色んなローカルテレビ番組に出ております。

万博のときには、有名シェフカルロ・クラッコと共に万博のシェフ大使にも任命されていました。


最近はクナムクッキングクラスを言うのもやっているようです。



と言う事で、私が買ったのは、5つのプラリネ、BOX入りで11ユーロ。(一番好きなのは、マンゴーとパッションフルーツ味)と、塩チョコクッキー6ユーロ。絶品。

午前中行かないと、平日夕方からは混みますし、土曜はマックスに混んでいます。

お勧めは、平日の午前中。ゆっくり買えますよ^^

私もそろそろ禁断症状が出てきているので、チョコ買いに行かなくちゃ。

チョコ好きの人もそうでも無い人も、是非、一度クナムさんのチョコは食べてみるべき!




2017年4月15日土曜日

イタリア人のイースターヴァカンス

明日は復活祭です。イタリア語では、パスクワ、と言います。

毎年復活祭は天気が荒れたりすることが多いのですが・・・

今年の復活祭は快晴の予定。さっさと夏服出さないと・・・。

復活祭は移動祝日なので、決まった日ではありません。

春分の日の次の満月のすぐ後の日曜日と言うわけ。イエス様は金曜日に磔刑にあいます。

ですから、最後の晩餐はその前日の木曜日です。

なぜ、こんな面倒な計算なのかと言うと、旧暦の日付を新暦で表しているからなんだそうです。

生まれた日は決まっているのにね。

まあ、と言うことで、人々は別れるときには、”Buona Pasqua! (ハッピーイースターをねっ!)と言い合います。

ちなみにイースターマンデーは、”Pasquetta (パスクエッタ)”と言います。

ちっちゃいイースターと言うわけですかね。(天使の月曜日、とも言う)

しかし、なぜ、ちっちゃいイースターまで祝日なのかと言えば、イタリアで、これが導入されたのは、第二次大戦後で、連休を延ばすためだったそうです。

天使の導きによって、女性たちがイエスの棺が空であることを目撃し、復活を知った日だそうですよ。

さて、今年は学校が4月13日(木)から18日(火)までの6日間お休み。

オフィスとかは、通常は土日月の四日間、もしかしたら、金曜は半日と言うところも。

個人商店は好きな日に休めますから、やっぱり土日月かな?

もちろん、バカンス好きのイタリア人たちは、経済的に余裕があるかぎり、パスクワバカンスに出かけます。

今年はイースター旅行に行く人たちの数は驚きの1千4百万人!

ん?イタリア人はイースターヴァカンスはどこへ行くの?

今年は天気が良いこともあって、半分の人たちが海へ。

リグーリア(チンクエテッレとかサンタマルゲリータリグレなど)やトスカーナ。

アマルフィやカプリなどに行く人たちも・・・。

そしてなんと35万人がアグリトゥリーズム(農場施設)で復活祭ランチを取るんだそうで。

すっかりアグリトゥリーズム・ブームですね。

もちろん、宿泊施設を兼ね備えているアグリトゥリーズムも多いので、数日宿泊する人も居れば、親戚一同、友人一同でお食事だけ、と言う人も居るでしょうね。

そして!!今や、年間訪問者数がローマを越えてイタリア一とも言われるミラノ。

イースターヴァカンスの訪問者数ではローマに負けちゃうそうですが、第二位と予想されています。

実際に、イースター当日もほとんどの美術館がオープンしています。

あー、こんなことを書いていたら、ヴァカンスに行きたくなってしまいました!

来週はちょうど友人が遊びに来るので、近場で湖にでも行ってみようかと思っています。

今回は写真が全く無いので寂しいので、大好きなチンクエテッレの写真でも・・。



私のイースターヴァカンス、心はチンクエテッレ、と言う事で・・・。



誰か一緒に行きませんかー???






2017年4月14日金曜日

ミラノの素敵なハンドメイドジュエリーショップ

私は実はほどんどアクセサリーってしないんですが。

先日アウトレットで買ったエンポリオアルマーニのシンプルワンピースにつけるアクセサリー探していました。

プラス、観光に訪れるお客様がお土産を買えるようなお店を常に物色しておりまして。

ふと近所に素敵なお店を見つけてしまったのです!(灯台下暗しってね!)


Estrosiaと言うお店で、私の好みにドンピシャでしたー。
お店も色んなところにあると思われますが、私の家の近所のは、Via Marghera 16です。



もちろん、ガラスケースに入っているタイプのものは高価なものです。


が、しかし、このように、8ユーロの指輪や10ユーロの手ごろなブレスも。



大体の商品は、10から25ユーロと言うお手ごろ品だけど、結構その値段には見えないものもたくさんあります。



これもガラスケースに入っているもので、本当は、右の鏡にかかっている下のネックレスにも興味あったんだけど、100ユーロ越えると、そう簡単には決心できません。



実はこの右の半円形の石とかが組み合わさったネックレスもちょっと試着してみたの。




手前のブレスも10ユーロ、でも、一番右のピンクのは、ネックレスにもなるタイプで15ユーロ。とても可愛かったです。



右のバロック真珠もどきのピアスもすごく気になったんですが、あいにく、穴、ふさがってるんですよねー。(アレルギーだから、とうの昔にあきらめました)

それで結局何を買ったのかと言うと・・・・・・


迷いに迷ったあげく、こちらの、パールもどきのゴージャスネックレスにしましたー。

パール、大好きなんですよ。一番好きなのはバロックパールなのです。

昔、元彼に買ってもらった黒のバロック真珠の素敵なブレスを持っていたのですが、やはり身につけるものは元彼にいただいたものは遠慮したいので母にあげたら、すごく喜んでいました。

さて、これから、お土産に、自分用に、このお店、通いたいと思っております・・・。





2017年4月13日木曜日

ハイライン・ガッレリアと伝説の12匹の黒猫

暑い!暑い!暑い!

ちょっと異常じゃないですかね、この暑さ。まるで夏の4月のミラノ。

昨日、ローマから来た友人が、ローマより暑いってびっくりしていました。

確かに日向は30度くらいになっているのでは?

真夏がやってくる前に、眺めの良いところに上らなくちゃ、と言うことで、今日は高いところ行ってみましょう。(真夏は暑すぎて上れないから・・・)

ミラノで高台から景色を眺めるところ?

まず思い浮かぶのがドゥオモのテラスですが、それじゃあ定番過ぎてつまんないので、

今日は、こーんなど真ん中にありながら、意外と穴場の、アーケードのエレベーターをご紹介したいと思います。

意外と穴場、なのは、もちろん新しいスポットでもあるからです。

二年前(もう二年も経ったのね!)、万博前にオープンしました。



入り口はドゥオモ広場21番(Via Silvio Pelico 2番に直接行っても良いです)


エレベーターにはハイヒール△の表示が・・・。
ハイヒールでも、ぶっといヒールならいいんですが、ピンヒールは歩くのがかなり厳しいからなのです。



入場料12ユーロは結構高いですが、それを払ったあと、廊下にはこんな風にアーケードの歴史が語られております。


階段を上り終えると、こんな景色が。アーケードの真ん中のクーポラを外から見ることができます。



ドゥオモ広場が見えます。左は、ドゥオモ広場側にある、入り口、凱旋門。



そして、アーケードの屋根から見えるドゥオモの景色。青い空に映えますね。



屋根の上から家々を眺めると、魔女の宅急便のキキになったような気分。



マリオ・ボッタによるスカラ座の新しい建設部分、舞台の塔と楽屋が良く見えます。



少し遠くに、複合施設”ポルタ・ヌォヴァ計画”のビル群も見えます。



こちらは、完成されたイソザキビルと、建設中の故ザハ・ハディドビルが見えます。



こんな風に絵や写真で1800年代のミラノの生活などが説明されております。



ところで私は一度も見たことが無いのですが、ガッレリアの屋根には伝説(?)の12匹の猫が住んでいるのです。

正確に12匹どうかわからないけれども、”ガッレリアの屋根の黒猫ちゃんたち”はミラノでは有名なお話です。

昔ガッレリアの高いところに住んでいたおばあちゃんが飼っていた一組の黒猫たち。

おばあちゃんは老齢になったので、別の場所にお引越し。

猫ちゃんたちはガッレリアの屋根に残されてしまった・・・。

(まあ、かなり野生化してただろうし、ガッレリアが猫ちゃんのお家でしたから、。)

もちろんそのうち子猫たちも生まれ、その数なんと12匹。皆真っ黒。

まあ、食べ物なんて、猫が、みゃあ~と鳴いて寄ってきたら、誰でもくれますよねえ。

今回、万博前にこのハイラインをオープンさせる際に、猫たちをどうするのか?となったが、やっぱり猫ちゃんたちはここに残そう、と言うことになったらしい。

大体この野生的な猫ちゃんたち、捕まえる手立てなんか無いだろうー。人間の方が危険。

落ちちゃうぞーーーー。

猫好きなあなた、ミラノに来たら、ハイライン・ガレッリアに上って、猫ちゃんを探してみましょう。

こちらの写真をどうぞ。

追記:余談ですが、grouponで、ハイラインの入場券が6ユーロで買えます。

やっぱり12ユーロはちょっと高いと思うんですよね~。

レビュー見ても、ガッレリアの上は、内側を歩きたかった、とか、ガイドの案内(録音でもいいから)があれば良かったのにとか、そんなレビューだらけ・・・。

まあ、私はたまに上りたくなりますけどね、猫ちゃん探しに♪







2017年4月12日水曜日

最後の晩餐のアルケオロジー展

2019年はなんと私の愛するレオナルドダヴィンチ没後500年記念の年です。

そこで、ミラノ市は”ミラノとレオナルドの遺産”プロジェクトを開始。

その手始めとして、2017年3月24日より5月18日までノヴェチェント美術館にて

”アンディ・ウオーホールのシックスティ・ラストサパー”展(要入館料)を、


そして4月1日より6月25日まで”最後の晩餐のアルケオロジー”展(入場料無料)をスフォルツア城で行っています。

アルケオロジー、つまり、考察、つまりは、ダヴィンチの最後の晩餐が描かれた後の模写ですとか、模写の模写、500年にわたるその歴史を見ることができて興味深い。
95点展示してあります。


場所は、この、フィラレーテの塔をくぐってすぐを左に行った突き当りです。


入るとこのような看板が。


最も興味深い作品の一つがこちら↑オリジナルに最も近いチェーザレ・マーニの作品。
今は失われてしまったダヴィンチのオリジナルがどのようなものだったか、と言うのを目の当たりにできます。



こちらは、スタッフの1人が、↑当時描いた物とされる。つまり、晩餐と同時期のもの。



こちら↑も1500年代のもの。




迫力あるペテロとヨハネ(あ、ユダも左下に・・)は、1800年代のもの。




これまた超興味深い、空襲前の、1800年代の晩餐の部屋の写真。

最後の晩餐を見学した後は、是非是非こちらを見学することをお勧めします!

サンタマリアグラツイエ教会から徒歩10分ほどでお城に到着します。

スフォルツア城美術館 (美術館自体は入館料5ユーロ。ミケランジェロの最後のピエタは必見ですよ~)
火~日 (月曜日休)9時から17時半
撮影禁止。こちらの写真は記者たちを招いてのアンテプリマなので許可されました。
カタログが21ユーロで~す。


2017年4月11日火曜日

ミラノのドゥオモの新しいチケット売り場

ミラノで一番の訪問者数の多い観光箇所と言うと、言わずもがな、ドゥオモです。


何度見てもこの美しさにはため息が出ます。

外観だけじゃないんです。

そのステンドグラスの美しさにも一見の価値あり。

大体外観だけ見て、中に入らずに居られるものでしょうか?

そして、ドゥオモテラスもお勧めです。


天気の良い日はアルプスの山々まで見え、その景色は絶景です。

それだけでは無く、ドゥオモのフライングバットレス、そしてそびえる尖塔を間近で見るだけで、感動の嵐。

なのに、なのに・・・。

4月6日からドゥオモのチケット売り場が新しくなり、通常は新しくなったら、全て便利になると思うじゃないですか?

イタリアは違うのです。新しくなったら、全てが面倒くさくなってしまうことが多々あるのです。

今までドゥオモの南側に黒い掘っ立て小屋がくっついていたのですが、行列がすごいので、本心はそれを解決したかったようですね。

そこで、大きな総合チケット売り場が4月6日にオープンしました。

場所は・・・以前、万博の間レストランがあった、ここ↓


ドゥオモインフォポイント、そしてドゥオモショップ、そしてチケット売り場になったのです。


こちらが入り口となります↑

しかし、今日行って見ると、なんと行列がすごい!!



このような行列に恐ろしくなりました。一体どれだけ時間がかかるのか?

なぜこのような行列ができるのかと言うと、とにかく、番号札をもらう発券機が二つしかないので、そこに並ばないといけないのです。


このような、青いエプロンもどきをしているアシスタントさんがいます。

そして番号の発券機。


この様な画面がでます。その際に、オンライン購入してる人は、TicketOne Onlineを選びますが、それ以外の人は、Biglietteria/TicketOfficeを選びます。

プライオリティは、妊婦、障害者の方、ご高齢の方、幼児連れの方、(のはず)になります。

そして、番号が呼ばれるのを待って、窓口に行きます。

ちなみに、自動販売機も二つあり、そこで購入の方は、この発券機に並ぶ必要はありません。

とにかく、個人のお客様では、オンライン購入をお勧め。

番号札をもらってからの順番が来るのが早い(はず)です。

一番早いのは、個人ガイドをお願いして予約をしてもらうことですが・・・。

オンライン購入はこちらからできます。

当日購入の裏技としては、ドゥオモ美術館の窓口での購入となります。


Piazza del Duomo 12にあります。(王宮の入り口入ってすぐ左)



ちなみにドゥオモのチケットは、ドゥオモ美術館も共通券なので、是非訪れてみてください。

私がお勧めして訪れていただいたお客様は皆さん、すごく満足していらっしゃいましたよ。

ドゥオモのオリジナルステンドグラスを目の当たりにできたり、設計図として使われていた木製の模型があったり・・・。

Ticket Office 1SALA DELLE COLONNE, Piazza del Duomo, 14/a opening : everyday (closed 25 dicembre) 8.00 ~ 18.30. 最終チケット販売: 18.00

Ticket Office 2GRANDE MUSEO DEL DUOMO, Piazza del Duomo, 12 opening : every day 8.45 ~ 18.00 (Monday closed) 最終チケット販売: 17.00.